なぜ王者にサウスポーが多いの?
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第二次世界大戦頃から始まったキックボクシングの長い歴史の中で、左手と左足を前に出して構える“右構え”が正統とされてきました。この右利きの構えのことを「オーソドックス」と呼び、日本人の選手には最も多いスタイルとなります。しかし、絶対数が少なく、相手に敬遠されるサウスポーのほうが有利という考えも多く、昨今では左構えに直したり、両方構えられるようにトレーニングを重ねる選手も多くいます。サウスポートオーソドックス、両党を駆使できると相手に合わせて攻防を変えることができるでしょう。
相手を打つ点でのサウスポーのメリットは?
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左のボディ、左のミドルといわれるように、レバーを打つのにサウスポーがちょうどいいといえます。オーソドックスだとボディに溜め、ミドルならスイッチが必要になりますが、サウスポーならそのまま打てるという利点があります。また相手の足や手の構えが自分の前にあるというのはとてもやりにくく、踏み込む感覚がつかみにくいようです。そのため、オーソドックスの選手はサウスポー相手の対策をまた別で考えてトレーニングを積まないといけないでしょう。
オーソドックスの人はサウスポーに慣れていないのでしょうか?
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キックボクシングにおいてサウスポーの人は、いきなり左ストレートや左ミドル、ハイキックなどの攻めができるのが特徴。オーソドックスの人は、ジャブや前蹴りで距離を測りながら攻防を繰り返し、隙を見て大技を決めていきます。いきなり攻防に入ることもあるサウスポーに、オーソドックスは慣れていないため、距離感やリズム、コンビネーションの経験値も少なく対処に困ります。しかし、オーソドックスの人口が圧倒的に多いため、サウスポーは右構えのオーソドックスの攻防に慣れています。
世界王者もサウスポーが多いの?
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キックボクシングでは団体によって与えられるタイトルが異なるため、現時点で世界王者のだれがサウスポーで有名といった話はなかなか伝わらないが、ボクシングで過去に多くのサウスポーが世界王者になっている。最も有名な選手で、具志堅用高や飯田覚士、亀田興毅など。またキックボクシングの要素も加わった多種格闘技でも、山本キッド徳郎やミルコクロコップなどもサウスポーです。豪快な蹴り技や派手なKOシーンが魅力のキックボクシングは、溜める構えるよりも攻撃重視型になりやすいサウスポー選手の試合を見るとよりエキサイトするかもしれません。
まとめ
キックボクシングの他にも、バスケットボールや野球など、あらゆるスポーツで左利きは有利とされます。その理由は多くの場合、「相手が慣れていないから」です。スポーツや格闘技を見る時に、オーソドックスかサウスポーかに注目してみると、また違った見え方になるかもしれませんよ。
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エスジム編集部