精神疾患の治療に運動が採用されている
via www.pakutaso.com
うつ病などの精神疾患の治療に、薬物療法と合わせて運動療法が導入されているのはご存知でしょうか?イギリスでは軽度のうつ病の治療には、薬よりもまず運動を試すという選択肢が一般的。日本でもウォーキングなどの運動療法が軽度のうつ病の治療として広がりつつあります。精神疾患の中でも特にうつ病は再発しがちな病気なので、予防のために日頃からスポーツを取り入れている方も多いようです。
運動が作りだす脳内物質「セロトニン」
via www.photo-ac.com
スポーツがうつ病の改善に効果的な理由はたくさんあります。そのひとつが、スポーツによって脳内で作りだされる「セロトニン」や「ノルアドレナリン」と呼ばれる神経伝達物質。うつ病は、何らかの理由によりこのセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下して発症すると言われています。つまり運動によって脳内物質の分泌を増加させることで、うつ病のリスクを下げることができるのです。
適度な運動で血流改善と質の良い睡眠の確保
via www.photo-ac.com
スポーツで身体を動かすことは、体内の働きを整えることに繋がります。筋肉を使って血流がよくなれば、脳に栄養が行き渡り神経を活性化させることができるでしょう。また運動による適度な疲労は、深い睡眠へといざないます。眠りが浅くなりがちなうつ病の方にとって良い作用となるはず。また胃腸を刺激されることによって食欲が増すなど、身体が健康的な状態に向かって行くでしょう。
格闘技で交感神経を優位に
via www.photo-ac.com
運動の中でも特に格闘技が、うつ病の予防に効果的だと考えられます。なぜなら攻撃や守備がハッキリしている格闘技は、自律神経のスイッチを切り替えやすいから。人間は闘争や逃避の場面において、本能的に交感神経を活発に働かせます。キックボクシングはまさに現代における闘いの場。デスクワークなどで自律神経のスイッチが曖昧になっている人こそ、自律神経の乱れをしっかり整えることができるでしょう。
キックボクシングはメンタルコントロールにぴったり!
via www.photo-ac.com
サンドバッグやミットに向かってパンチやキックを繰り出すキックボクシングは、非常にわかりやすくストレスを発散できます。ストレスの解消はうつ病をはじめとする精神疾患の予防・改善に必要不可欠。嫌なことがあってもその度に発散することで、うまく自分のメンタルをコントロールしていくことができるでしょう。毎日が楽しく明るくなっていくはずです。